ソフウェーブを医師がむしろすすめない4つのケース
「ウルセラは痛すぎて、もう受けられません」 「皮膚が薄いのですが、リフトアップを受けても大丈夫ですか?」
ソフウェーブについて相談に来られる方から聞く言葉です。
率直に言えば、ソフウェーブはウルセラの上位互換ではありません。作用する深さが浅いため痛みの負担は少ない一方、深い層のたるみに対しては、ウルセラと同じ役割を果たせません。
そのため、ソフウェーブを希望して来院された方に、私のほうから勧めない日もあります。痛みが少ないという理由だけで選ぶと、望んでいた変化につながらないからです。

「浅いところに作用するなら、効果も浅いのでは?」
ときどき、このように聞かれます。私はそう考えていません。大切なのは問題のある層に正確に届くことであり、深さがそのまま結果の大きさを意味するわけではありません。真皮の弾力が主な悩みの方にとって、深さ4.5mmに届くエネルギーは、的を通り越した矢のようなものです。一方、真皮の上層から中層を狙うエネルギーは、その方にとって的確な矢になります。コラーゲンの再生は施術直後ではなく、数週間から2~3か月かけて徐々に進むとされているため、変化を確認する時期もその速度に合わせる必要があります。浅いとは弱いという意味ではなく、別の層を担当するということです。真皮の弾力が悩みの中心なら、その深さを狙う機器のほうが合理的な選択になる場合があります。
優先して検討する四つのケース
清潭の皮膚科診療で私がソフウェーブを優先的に検討するのは、主に四つのケースです。一つ目は、皮膚が薄く、深部へのエネルギー照射が負担になり得る方です。皮膚が薄いと深い層を狙うエネルギーが負担となることがあり、浅い層を扱う機器のほうが安全な選択肢になる場合があります。二つ目は、痛みに敏感でリフトアップ自体を先延ばしにしてきた方です。初回の体験がつらいと、ケアそのものを諦めてしまうケースを多く見てきました。三つ目は、たるみが本格化する前に真皮の弾力をケアしたい方です。この段階では、深い層まで手を加える必要がないことも少なくありません。四つ目は、目元や額のような皮膚の薄い部位も一緒に扱いたい方です。部位の皮膚が薄ければ、機器を選ぶ基準も変わります。逆に、深い層のたるみが主な問題なら、ソフウェーブだけでは物足りない可能性があるため、別の設計を先に相談します。機器が人を選ぶのではなく、皮膚の状態が機器を決めます。

ウルセラと役割を分担できますか?
「ソフウェーブを受ければ、ウルセラは受けなくてよいですか?」とも聞かれます。先に答えると、二つの機器は代替関係というより分担関係に近いものです。深い層はウルセラ、真皮はソフウェーブというように役割を分け、併用を検討することもあります。ただし、併用が常に答えではありません。両方の層に問題があるときに意味を持つ設計であり、一つの層だけが問題なら、一つの施術で十分な場合があります。不要な施術を足さないことも設計の一部だと考えています。
LUNNではこう判断します
私は機器を決めてからカウンセリングをすることはありません。LUNNにはウルセラ、サーマジFLX、ソフウェーブがすべてあり、特定の機器へ結論を誘導する理由がないためです。皮膚の厚さや弾力の状態、痛みへの敏感さまで直接確認してから、ソフウェーブが適しているか判断し、施術と経過観察まで私自身が続けて担当します。施術時間は部位や範囲によりますが、多くの場合は一時間以内に終了するため、予定の確保が難しい方も検討できます。施術後は一時的な赤みや軽い熱感が出ることがあり、コラーゲンの再生は徐々に進むので、変化を実感する時期にも個人差があります。これらは施術前にお伝えします。
ソフウェーブに適した皮膚の状態は確かにあります。ただし、その判断は痛みの好みではなく、どの層からたるみが始まっているかで行うべきです。それを見極めてくれる医療機関で受けていただければと思います。
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