ウルセラの痛みにアイシング?医師がすぐにはすすめない理由
「施術後にひりひりしますが、氷で冷やしてもよいですか?」 「腫れが引きません」
ウルセラやサーマジを受けた日の夜に、最も多く寄せられる相談です。
まず認めるべきことからお話しすると、ウルセラは痛みがあります。他の施術と比べても痛みを感じやすいほうです。冷たい物を求めるのは自然なことです。
ただし私は、施術直後にすぐ氷で冷やすことは勧めません。熱で再生を促した直後なので、いつから、どのように冷やすかが結果に影響するためです。

リフティングの熱は副作用ではなく、目的です
「熱感が残っているのは、何か問題が起きたサインでは?」と聞かれることがあります。先に答えると、多くの場合は逆です。ウルセラは高密度焦点式超音波(HIFU)を、サーマジFLXは高周波(RF)エネルギーを、皮膚の深い層へ届ける施術です。両者に共通するのは「熱」です。ウルセラは筋膜層(SMAS)のある最大4.5mmの深さまで、点を打つように熱を集め、サーマジは真皮層へ面状に広く熱を伝えます。狙った深さに熱エネルギーを生じさせてコラーゲン組織に微細な刺激を与えると、体はそれを修復する過程で新たなコラーゲンを作ります。これをコラーゲンリモデリングと呼びます。リフティング効果が施術直後に一度で現れず、その後2~3か月かけて徐々に高まるのはこのためです。当日の穏やかな熱感は、この過程が始まったサインでもあります。例えるなら、皮膚の深い場所に小さな工事現場を作ってくる施術です。工事が順調に進むよう現場を守ることも、施術の一部です。
では、氷で冷やすのは絶対にだめですか?
「冷やすのは絶対にいけないのですか?」と改めて聞かれるかもしれません。ここが今日の記事で最も大切な点です。答えは「一律に禁止」でも「一律に許可」でもありません。熱を利用する施術であれば、直後に医療者の案内なしで強い冷却を習慣的に繰り返すことは、考え直す必要があります。私は患者さんが自己判断でまず氷のうを当てることは勧めません。ただし、誤解しないでいただきたいのは、冷却が常に悪いという意味ではないことです。施術の種類、エネルギー設定、肌の反応によっては、赤みや痛みを落ち着かせるための一時的な鎮静が必要な場合も確かにあります。レーザーの中には、直後の鎮静ケアが基本となる施術もあります。何をどの強さで受けたか、今の肌がどういう状態かによって答えが変わる問題です。だからこそ、インターネット上の一律の答えではなく、施術した医師の案内を基準にすべきです。同じ医院で同じ日に受けても、種類によってケアが正反対になることがあります。ソフウェーブやONDAなど、熱エネルギーを使う別のリフティング施術でも、基本原則は同じです。

冷却以外に確認したいこと
施術後のケアで冷却よりもよく問題になるのは、むしろ「熱を加える活動」です。熱いサウナやチムジルバン、飲酒、激しい運動など血管を拡張させる活動は、施術直後の数日間は避けるようご案内することが多いです。通常は1週間前後を目安にお伝えしますが、これも施術の種類や個人の状態で変わります。「洗顔してもよいですか?」という質問もよく受けます。ウルセラやサーマジのように皮膚表面を傷つけない施術では、多くの場合、当日の軽い洗顔が可能です。ただし、あかすりタオルでこすったり、ピーリング製品を使ったりするのは数日待つほうが安全です。紫外線対策も欠かせません。施術の有無にかかわらず基本ですが、直後の肌は普段より敏感な可能性があるためです。つまり、施術後ケアの要点は「冷たく」「熱く」といった断片的なルールではなく、今の肌でどのような回復が進んでいるかを知る人の案内に従うことです。
施術した医師が直接ご案内します
狎鴎亭でリフティングを検討されている方には、機器の名前より先に確認してほしいことがあります。施術後に疑問が出たとき、誰に尋ねられるかという点です。清潭のLUNN皮膚科医院では、相談から施術、アフターケアまで私が直接担当します。施術した本人が直後の皮膚状態を確認し、その日のエネルギーと反応に合わせてケア方法をご案内します。冷却が必要か、そのままにするほうがよいかも、その場で判断してお伝えします。施術後の疑問にも個別に対応します。もちろん、効果と回復速度には個人差があり、一時的な赤み、腫れ、熱感、感覚の変化などが生じることがあります。だからこそ、施術後のケアでは一般常識ではなく、ご自身の状態に合わせた案内に従うことが大切です。

リフティング後のケアは検索で決めず、施術を受けたクリニックに尋ねるほうが正確です。機器や強さが違えば、守るべきことも変わります。LUNNで受けた方は、私に直接ご連絡いただいて構いません。
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