毛穴レーザーが1回で終わらない理由を、率直にお伝えします
「毛穴の施術を一度受けましたが、変わりません。」 「何回受ければよいのでしょうか?」 「お金を使うだけではありませんか?」
毛穴の相談で最もよく聞く疑問です。
率直にお話しします。毛穴は一度の施術では小さくなりません。広がっているのは構造であり、構造は一度に変わらないからです。一回で確実に小さくするという説明は、事実とは異なります。
私は毛穴治療を単回の施術ではなく、プログラムとしてご案内しています。一度だけで判断すると、多くの場合、期待外れに感じてしまうためです。

私の毛穴はどのタイプですか?
「毛穴はどれも同じではないのですか?」と聞かれることがあります。答えは、違います。私が診療で分ける毛穴は、大きく三つのタイプです。第一は皮脂型。皮脂の分泌が多く毛穴が開き続けている場合で、皮脂腺そのものに対処しなければ改善が長続きしにくくなります。第二は弾力低下型。加齢で真皮の弾力が落ち、毛穴が縦長に伸びるタイプで、頬やほうれい線の周囲によく見られます。第三は瘢痕型。ニキビなどの炎症が毛穴周囲の組織を傷つけ、毛穴が瘢痕のように固定された場合です。
原因が違えば、使う道具も異なります。皮脂型にリフトアップ機器だけを使ったり、瘢痕型に皮脂調整だけを行ったりしても、原因に合った治療にはなりません。自宅で参考になる観察もあります。午後に皮脂でべたつくと毛穴が目立つなら皮脂型に近く、鏡の前で頬を指で軽く上に引いたときに毛穴が目立たなくなるなら、弾力低下型が混じっている可能性があります。ただし、あくまで参考の観察です。実際の診療では、一つのタイプだけよりも二つ、三つが混在することの方が多くあります。例えば額と鼻は皮脂型でも、頬は弾力低下型という場合です。そのため、部位ごとに異なる組み合わせを用いることも珍しくありません。
もう一つ、誤解を解いておきたい点があります。「しっかりこすって洗えば、毛穴は小さくなりませんか?」という質問です。答えは、小さくなりません。毛穴には開閉する筋肉がなく、洗顔やパックで「締まる」構造ではありません。むしろ過度なスクラブや頻繁なピーリングは皮膚バリアを刺激し、皮脂分泌を促し、赤みや敏感さだけを残すことがあります。自宅でのケアは、やさしい洗顔・保湿・紫外線対策までが適切な範囲です。それ以上は構造の問題であり、診療で評価する領域です。

なぜ一度の施術では構造が変わらないのですか?
「直後は確かによく見えたのに、元に戻りました」と話す方がいます。直後の変化は熱による一時的な収縮や整いに近く、構造が変化するのはその後に始まるからです。皮膚組織が新たに整うには、生物学的な時間が必要です。コラーゲンの生成と再配列は、数週間から数か月かけて起こります。また、一回で加えられる刺激にも限界があります。一度に強く行いすぎると、改善より刺激や回復の負担が大きくなるため、適切な強度を数週間隔で繰り返す方が、肌にとって合理的です。工事に例えるなら、一日で壁をすべて壊して建て直すのではなく、区画を分けて補強するイメージです。
プログラムは何を基準に設計しますか?
基準はタイプと部位です。皮脂型には皮脂腺を調整するゴールドPTT、弾力低下型にはウルセラ・サーマジFLX・ソフウェーブなどのリフトアップ機器、瘢痕型にはピコウェイのピコフラクショナルモードで真皮の再生を促す方法を検討します。さらにリジュランやジュベルックなどのスキンブースターを組み合わせ、肌の土台を整えることもあります。順番も重要です。皮脂調整を先に必要とする肌に再生刺激から始めると、ニキビなどのトラブルが増えることがあります。そのため、タイプの診断に応じて優先順位を決めます。リフトアップ機器の違いについては、別のコラムをご覧ください。
単回ではなく、プログラムとして考えます
私は毛穴治療を、タイプを診断したうえで間隔を設けて行うプログラムとして設計します。毎回、私自身が肌の反応を確認し、次の段階の強度と組み合わせを調整します。進み方や反応は人によって違うため、決められた枠組みより、その日の肌の状態を優先します。当院はカウンセリングから施術、アフターケアまで私が直接行う院長一人体制です。ウルセラ、サーマジFLX、ソフウェーブ、ピコウェイを備えているため、タイプに合った機器を院内で組み合わせられます。狎鴎亭ロデオ駅4番出口から徒歩1分で、プログラムのように複数回通院される方にも比較的便利な立地です。

最後に
毛穴のレーザー治療を検討しているなら、何回受けるかに加え、各回の間に何を変えていくのかを尋ねてください。それを説明してくれる医院なら、LUNNでなくてもよいと思います。
あわせて読みたいコラム:ニキビ瘢痕治療は削ればよい? 再構築を選ぶ理由 関連施術のご案内:毛穴・小じわプログラム






