LUNN
肌

ニキビ跡は削ればよい?つくり直す治療を選ぶ理由

パク・ヒョンクォン院長2025.10.15

「跡を削れば平らになりませんか?」 「レーザーを何度も受けましたが、そのままです」

へこんだニキビ跡で来院される方からの質問です。

まずお伝えすると、へこんだ跡は表面を削っても埋まりません。問題が真皮にあるためです。そして数か月かかります。短期間で終える約束は難しいものです。

瘢痕治療を始めるとき、私はまず期間をお伝えします。数か月にわたり同じ目で見守る必要のある治療なので、そのつもりがなければ始めないほうがよいと考えます。

表皮と真皮の断面図を指しながら説明する相談風景

へこんだ跡の本質は、なぜ真皮にあるのでしょうか?

ニキビの炎症が深く及ぶと、真皮のコラーゲン構造が傷つきます。その部分が埋まらないまま治り、表面が陥没したものがへこんだ瘢痕です。例えるなら、床が沈んだ家のようなものです。屋根だけ整えても沈んだ床が上がらないように、表面を削るだけでは陥没の原因である真皮の欠損は解決しません。「それでも削れば、へこみが浅く見えませんか?」と聞かれることがあります。一部の浅い跡では表面を整えることが役立つ場合もありますが、欠損が深い跡なら、削った分だけ皮膚全体が薄くなる負担を負いながら、陥没は残ります。そのため、瘢痕治療の本質は真皮の再生を促し、崩れた構造を「建て直すこと」だと説明しています。

「年月がたてば自然に埋まりませんか?」ともよく聞かれます。残念ながら、古い陥凹性瘢痕が自然に盛り上がることはまれです。瘢痕組織はすでに治癒を終え、いわば工事に問題があるまま完成した状態だからです。体にとっては修復が済んだ場所なので、再び手を加える理由がありません。治療は、そこへ計画的な刺激を与え、意図的に再生過程を再開させることです。

なぜ間隔を空けて複数回に分けるのでしょうか?

「間隔を詰めて集中的に受ければ、早くよくなりませんか?」と聞かれますが、そうではありません。新しいコラーゲンがつくられ定着するリモデリングは、施術直後ではなく、数週間から数か月かけて徐々に進みます。施術は再生の合図を出すことであり、実際の工事はその後に皮膚自身が行います。間隔を無視して刺激を重ねると、再生が速くなるのではなく、回復の負担や副作用のリスクが高まることがあります。瘢痕治療を通常、数週間隔で複数回に分けて設計する理由です。施術翌日に鏡を見て変化がなくても、がっかりする必要がない理由でもあります。変化は回数を重ねるにつれ、段階的に現れることが多いのです。

各回の経過を記録した診療チャート。個人情報は非識別化

同じ顔でもアプローチが変わるのはなぜですか?

へこんだ瘢痕はすべて同じではありません。広く緩やかなくぼみ、境界が角張った跡、狭く深い穴では真皮欠損の形が異なり、同じ施術への反応も違います。私は層とタイプに分けて設計します。ピコウェイのピコフラクショナルモードで真皮に微細な再生信号を与え、瘢痕再生施術やリジュラン、ジュベルックなどのスキンブースターで再生環境を補う組み合わせを、深さとタイプに応じて検討します。同じ顔の中でも部位ごとに方法を変える場合があります。どの跡にどの組み合わせが合うかは一律には言えず、直接見て判断する領域です。ニキビ跡の赤みや色素の問題もあれば、順序の設計がさらに重要になります。まだ炎症性ニキビが出ている皮膚なら、瘢痕治療よりニキビのコントロールが先です。新しい跡が増え続ける状態で以前の跡を直すのは、雨漏りしている間に壁紙を張り替えるようなものだからです。

数か月、同じ目で見守ります

瘢痕治療は数か月を一緒に進む過程です。そのため当院では、相談、施術、経過確認をすべて私が直接行い、毎回の変化を見て次の計画を調整します。最初に計画した人と経過を判断する人が同じであってこそ、反応が予想と違うときに適切な時期に方向転換できると考えるためです。例えば2回目の反応が期待より弱ければ次回の強さや組み合わせを調整し、逆に赤みが長引けば間隔を十分に空けます。こうした微調整は、前回を直接見た人が行うほうが正確です。相談は個室で行うので、瘢痕のような長年の悩みも気兼ねなくお話しいただけます。清潭や狎鴎亭周辺で瘢痕治療の医療機関を比較するなら、一回あたりの料金表より、「数か月の計画を誰が立て、誰が管理するか」を先に確認してください。それが結果の違いを生む部分だと考えています。

個室の相談室で治療計画を説明する様子

おわりに

ニキビ跡の治療には、削る方向と建て直す方向があります。どちらでも、数か月かかると先に伝えてくれる医療機関で始めることをおすすめします。

あわせて読みたいコラム:ニキビの赤い跡は瘢痕?色素?三つのタイプを分ける基準 関連施術のご案内:毛穴・瘢痕

BEGIN WITH
CONSULTATION

パク・ヒョンクォン院長との
1対1カウンセリングから始めましょう

電話カカオトークWhatsAppInstagramブログNaver Place