エラボトックスは、かむ筋肉の力を弱めてフェイスラインを柔らかくする施術です。
通常は施術2週前後から変化が始まり、持続は個人差がありますが4~6か月程度とすることが多くあります。
筋肉の大きさや施術間隔によって、再施術の周期と実感は変わります。
➊エラボトックスとはどのような施術ですか?
あごの横で食べ物をかむ咬筋へボトックスを注入し、力と大きさを減らしてフェイスラインを柔らかくします。
エラは骨の角度が発達している場合もありますが、大きく発達した咀嚼筋で角張って見える場合も多くあります。
こうした筋肉型のエラでは、筋肉の体積を減らして輪郭をすっきりさせる方向に働きます。
まず食いしばったときの筋肉の突出と、左右差を確認します。
筋肉の大きさと発達で量と位置が変わるため、同じエラボトックスでも人ごとに設計が異なります。
- ✓食いしばり時の筋肉の突出を確認
- ✓左右差を確認
- ✓大きさ・発達に応じた量を設計
- ✓個別の注入部位を設計
➋いつから効果を感じますか?
施術当日に大きな変化がないのが一般的です。
成分が筋肉に作用して力を弱めるまで時間が必要だからです。
通常1週前後でかむ力の低下を先に感じ、輪郭の変化は2週以降に徐々に現れることが多くあります。
十分な効果は4週前後に確認されることが多く、かむ力が強い方や筋肉が厚い方は実感が遅くなる場合があります。

➌どのくらい持続しますか?
持続には個人差がありますが、およそ4~6か月とすることが多くあります。
表情筋への施術よりやや長めで、咬筋は大きく頻繁に使う筋肉のため、成分が徐々に作用し効果も比較的長く続く傾向があります。

食いしばり、ガムをよくかむ、あごを多く使う習慣があると、使用頻度が高い分、力が戻る実感も早まる傾向があります。
こうした習慣を調整すると、効果の実感期間が長くなる場合もあります。
| 項目 | 表情筋ボトックス | エラボトックス |
|---|---|---|
| 主な対象筋 | 眉間・目元の表情筋 | 咀嚼筋(咬筋) |
| 効果発現 | 3~5日前後 | 1~2週前後 |
| 持続期間 | 約3~4か月 | 約4~6か月 |
「エラボトックスは表情筋より発現は遅めですが、持続は長めです」
➍何回受ける必要がありますか?
筋肉が大きくない方は、1回でも満足できる変化を感じることが多くあります。
筋肉が大きく発達していたり左右差が明らかだったりする場合は、一度に強く弱めず2~3回で徐々に調整する方法を勧めることもあります。
無理に一度で減らすと咀嚼機能に負担をかけることがあるためです。
こめかみの咀嚼筋である側頭筋もエラの筋肉とともに働くため、状態に応じて側頭筋ボトックスを検討することもあります。
| 筋肉の状態 | 推奨する方法 | 再施術の間隔 |
|---|---|---|
| 筋肉が小さい場合 | 1回でも実感可能 | 4~6か月前後(個人差) |
| 筋肉が大きい・左右差あり | 2~3回に分けて調整 | 経過を見て診療で決定 |
「筋肉が大きいほど、左右差が明らかなほど、一度に減らすより複数回で調整するほうが安全です」
➎注意点と副作用
広く行われる施術ですが、注入位置と量により一時的な腫れ、内出血、痛みが出ることがあります。
多くは数日以内に落ち着きます。
まれに位置や量が適切でないと、笑顔が不自然になったり、かむ力が弱くなりすぎたと感じたりすることがあります。
筋肉の位置を正確に把握し、大きさに合わせて量を設計することがリスク低減に重要です。
リスクを下げるため、筋肉の触診と相談をあわせて行います。
Qよくある質問
いいえ。
成分が作用するまで時間が必要で、当日は大きな変化がないのが一般的です。
通常1週前後でかむ力の低下を先に感じ、輪郭は2週以降に徐々に変わることが多くあります。
筋肉の大きさによりますが、初回だけでも変化を感じる方は多くいます。
筋肉が大きい、または力が強い場合は2~3回で徐々に減らす方法を勧めることがあります。
食いしばりやガムをよくかむなど使用が多い習慣があると、力が戻る時期も早まる傾向があります。
習慣を調整すると実感期間が長くなることが多くあります。
側頭筋はこめかみの咀嚼筋で、エラの筋肉とともに働くため、状態によって一緒に扱うことがあります。
筋肉の分布と伴う症状をあわせて見て判断します。
筋肉の大きさ、発達、左右差を診療で確認し、注入部位と量を設計して施術します。
その後経過を見て必要なら次回を案内します。ご自身に合う計画は診療で直接確認することが原則です(個人差があります)。
顔を削るのではなく、筋肉の力を調整して本来の輪郭を引き出す施術です。
咀嚼筋の大きさと力を減らして輪郭を柔らかくし、発現と持続は筋肉の状態で個人差があります。
ご自身の筋肉の状態と予想される効果の時期は、LUNN皮膚科医院の診療で確認できます。
LUNN皮膚科医院代表院長・皮膚科専門医 パク・ヒョンクォン
医療法第56条に基づき、腫れ、内出血、一時的な痛み、まれに表情の不自然さや咀嚼機能低下が起こり得ることを告知します。
治療・施術の結果には、個人の状態によって差があります。
本コラムは医療情報の提供を目的として作成されています。







