ソフウェーブは超音波を一点に集めず、平行ビームで真皮中層へ均一に届けるリフトアップ施術です。
コラーゲンとエラスチンの再生を促し、肌のきめや小じわの改善を助けると報告されています。
ただし根拠はまだ小規模研究の段階で、効果と持続期間には個人差があることを理解する必要があります。
➊ソフウェーブはどのように作用しますか?
ソフウェーブは超音波を一点に集中させず、幅広い平行ビームで真皮中層へ均一に届ける非侵襲的リフトアップ施術です。
一般的な超音波リフトは一点に集束して深い層へ届けますが、ソフウェーブは方式自体が異なります。
複数のトランスデューサーが同時に平行な超音波を出し、約1.5mmの真皮中層へ広く均一に熱刺激を届けることが核心です。
この熱刺激で真皮コラーゲンが部分的に変性し、新たなコラーゲンとエラスチンの生成を促すとされています。
動物実験では直後の真皮温度が60~70℃に上がる一方、皮膚表面は40℃未満に保たれ、表皮を守りながら真皮を選択的に刺激する設計が示されています。
人の組織検査でも施術2か月後に、真皮中層のコラーゲン線維密度の増加と、弾性線維がより長く直線的に再配列する所見が確認されました。
➋ソフウェーブとウルセラはどう違いますか?
どちらも超音波によるリフトアップですが、エネルギーの伝え方と到達層が異なります。
ウルセラなどの集束超音波は一点へエネルギーを集め、深いSMAS(筋膜)まで届け、1.5mm・3.0mm・4.5mmなどに深さを調整します。
ソフウェーブは集束させず、平行ビームで真皮中層の一つの深さへ広く分散させます。
| 項目 | ソフウェーブ | ウルセラ(集束型) |
|---|---|---|
| エネルギー伝達 | 非集束の平行ビーム | 集束した点状照射 |
| 対象深度 | 真皮中層の約1.5mmに固定 | 1.5~4.5mmで可変、SMASまで |
| 主な対象の悩み | きめ、小じわ、軽度のゆるみ | 構造的なたるみ、筋膜リフト |
優劣ではなく、異なる層を扱う道具と理解するのが正確です。
上腕内側の皮膚のゆるみを比較した研究では、平行ビームと集束ビームの効果は同程度で痛みの差も大きくなく、平行ビームの施術時間が短かったと報告されています。
「ソフウェーブは真皮中層、ウルセラはSMASまでの深層を扱う、異なる層の道具です」
➌ソフウェーブが合うか、どう判断しますか?
軽度から中等度のたるみがあり、手術なしで段階的な引き締めときめ改善を望む方に、特に役立つ可能性があります。
ほうれい線やマリオネットラインのくぼみがまだ深くない初期段階で、比較的反応がよいという研究結果もあります。
たるみがかなり進行した場合や皮下脂肪が大きく垂れた場合は、超音波リフト全般で効果が限られることがあり、別の層を扱う施術との併用も検討します。
メラニンに左右されないエネルギー方式のため、肌色が濃い方にも比較的幅広く適用できるのが特徴です。
- ✓軽度~中等度のゆるみ:ソフウェーブを中心に
- ✓深いたるみ・筋膜の問題:ウルセラなどを併用
- ✓両方必要な場合:目的に応じて層を分けて選択

➍いつ効果を感じ、どのくらい持続しますか?
ある研究では約1か月からほうれい線とマリオネットラインのくぼみが有意に減る傾向を示し、60%以上がこの時期に改善を感じたと報告しました。
1か月から3か月の追加変化は大きくなく、変化の多くが初期に現れる流れと解釈されます。
ニキビ跡の予備研究では、1回のみの施術後、平均3.6か月の追跡で陥没体積が約23~27%減ったとの報告もあります。
ただし現在の研究は小規模で追跡期間も短く、長期的な持続期間の根拠はまだ十分ではありません。
どれほど引き締まり、どのくらい続くかは、体質やケアによる差が大きくなります。
➎適している場合と適していない場合
手術によるリフトにはまだ抵抗があり、きめや小じわを自然に改善したい方にソフウェーブを勧めます。
ダウンタイムが比較的短く、1回でも変化を期待できるため、日常への影響が少ない方法を望む方の選択肢になります。
たるみがかなり進んでいる場合、単独では満足できる変化が難しいことがあり、併用や代替案を率直に案内します。
新しい技術で大規模・長期研究がまだ不足することも事前に説明し、売上より患者さんに合う方法を優先したいと考えます。
ゆるみの程度、皮膚の厚さ、期待値の三つを総合して方針を決めます(個人差があります)。
「ソフウェーブは軽度から中等度のゆるみに適し、深いたるみが進行している場合は別の対応も必要です」

Qよくある質問
研究によって平均4~7点/10点と報告され、幅があります。
多くの場合、空気冷却を併用して痛みの負担を減らします。
一時的な紅斑と浮腫が最も多く報告され、概ね1日以内に落ち着く傾向があります。
根拠が小規模研究の段階であるため、まれな副作用まで否定できない点も説明します。
研究では1回のみでも有意な改善を報告した例が多くありました。
追加施術の必要性は、ゆるみの程度や目標によって個別に異なります。
優劣ではなく、異なる層を扱う道具と捉えるのが正確です。
| 比較 | 内容 |
|---|---|
| ソフウェーブ | 真皮中層、きめ・小じわが中心 |
| ウルセラ | SMASまで、構造的リフトが中心 |
まず皮膚の状態とゆるみを診察し、目標に合う設計を相談してから施術へ進みます。
最終方針は相談を通じて個別に決めます(個人差があります)。
参考資料
- High-Intensity, Parallel Ultrasound Tightening of Facial Skin: Clinical and Pathologic Results, 2024
- The efficacy and safety of the high-intensity parallel beam ultrasound device at the depth of 1.5 mm, 2023
- The Efficacy and Safety of a Single Treatment of High-Intensity, High-Frequency, Non-Focused Ultrasound Parallel Beam, 2025
- Use of Ultrasound in Face and Neck Rejuvenation, 2026
ソフウェーブは皮膚を埋める施術ではなく、真皮が自らコラーゲンをつくり直すのを助けます。
平行ビーム超音波で真皮中層のコラーゲン・エラスチン再生を促し、きめと弾力の改善を助けます。
ご自身の皮膚に合う施術設計を相談したい方は、LUNN皮膚科医院で気軽にお尋ねください。
LUNN皮膚科医院代表院長・皮膚科専門医 パク・ヒョンクォン
一時的な紅斑、浮腫、痛みが生じ、ごくまれに色素沈着や局所的な内出血が起こる場合があります(医療法第56条に基づく副作用の告知)。
治療・施術の結果には、個人の状態によって差があります。
本コラムは医療情報の提供を目的として作成されています。







